在宅webライターとして自宅で仕事を始めて早数年(2015年4月~現在)。今では執筆活動の収入だけで生活ができるようになりました。
在宅で執筆活動を始めたばかりの頃は漠然と「自分の言葉を誰かに聞いてもらえてお金になればいいな」ぐらいの軽い気持ちでした。ですが、自分のペースで少しずつ執筆を続けるうちに、少しずつ文章を作ることが上手になり、自分が伝えたいことを明確に言葉にできるようになったときは、自分は「一人前のライターになれた」と実感しました。
そんな私が今までの経験や日々感じている「ライターとして成長するために必要なこと」についてご紹介します。私がライターを始めたばかりの頃に知っておけばよかったと思う情報を体系的&具体的にご紹介します。在宅webライターに興味がある方&初心者ライターさんはぜひ読んでくださいね!
目次
一人前のライターになるために知っておきたい3つのこと!

それではライターとして成長するための3つのコツを、私の実体験とあわせてご紹介します。
- とにかく最初の3ヶ月を乗り切る
- 読者に有益な情報を提供すること
- 執筆スピードを向上させる
【知っておきたいこと:その1】
とにかく最初の3ヶ月を乗り切る
初心者ライターが最も成長するのは最初の3ヶ月です。「当たり前のことを言うな!」と感じている方も多いでしょうが、実際にこの時期を経験したことがある私からすれば、最初の3ヶ月でライターとしてやっていけるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
というのも、最初の3ヶ月で以下の能力が養われるからです。
- コツコツと自分のペースで執筆活動を行える自己管理能力
- 記事にする内容を自分で調査&分析する能力
この2つの能力は安定した執筆活動を行うためのライターの必須スキルです。
逆にいえば、この3ヶ月を無事に乗り切ることが出来ない方は、在宅ライターを仕事とすることは難しいでしょう。なぜなら、執筆のお仕事をもらうクライアントは「週3本や月10本」といった安定した記事の供給を希望する方がほとんどで、一定のペースで記事を作れないとライターはすぐに仕事を失ってしまうからです。
ちなみにネットなどで在宅ライターの仕事についての口コミをチェックすると、必ず出てくるフレーズが「単価が安すぎる!」です。その書き込みを行った人のほとんどは「そもそも在宅ライターを経験したことがない」または「最初の3ヶ月を乗り越えられなかった人」のために、彼らの語る情報はほとんど参考にならないことも覚えておきましょう。
【知っておきたいこと:その2】
読者に有益な情報を提供すること
最初の3ヶ月を乗り越えると執筆活動も慣れてきて、ライターとしてやっていく自信もついてきます。在宅ワークの求人サイトなどでも、自分が経験したことがないようなジャンルの記事作成の仕事に積極的に応募したり、現在行っているものより高単価な仕事に挑戦したくなるでしょう。
実際に私は4ヶ月目に「2,000文字で3,000円(1文字1.5円)」の仕事に応募して、見事に玉砕しました。具体的にどんな仕事だったかを説明すると、まず2記事作成して品質に問題がなければその後も継続して執筆の仕事がもらえる、いわゆるトライアル形式の募集でした。しかし、私はこのテストを突破できませんでした。なぜなら「記事の品質が低かった」からです。
では「記事の品質」とは何でしょうか?それは記事のタイプにもよるのですが、以下のような内容が盛り込まれていることが重要です。
- おすすめの商品紹介のような「情報提供型の記事」であれば読者が有益だと感じる情報が盛り込まれていること
- 「ブログやコラム形式の記事」であれば、読者が面白いと素直に思える内容になっていることや、強く共感を生むような内容を含んでいること
このように読者になんらかの利益を提供できる記事のことを一般的には「品質が高い記事」と呼ばれるのです。個人的には「品質が高い記事」が書ければ中級ライターといっても良いのかなと感じています。
【知っておきたいこと:その3】
執筆スピードを向上させる
中級ライターとプロライターで一番何が違うか分かりますか?それは「書くスピード」です!
プロとしてライターの収入だけで暮らしていくために必要なのは沢山の記事を作ることです。つまり、一定以上のクオリティの記事を短期間に大量生産して、クライアントから多くの報酬を受け取ることなんです。そのためには、記事作成方法を効率的なものに見直す必要があるんです。
大量生産を可能にする記事作成の詳しい手順は、ページ後半でご紹介しますね。
webライターが行うべき3つの訓練

それでは、中級ライターやプロライターになるために効果的な訓練についてご紹介します。実際に私が取り組んだ中で「ライティングの力がついた」と実感できた方法を厳選しました!
- とにかく毎日記事をつくる
- 他人に記事を読んでもらって感想を聞く
- 記事の執筆スピードを上げるための工夫も必要
【訓練その1】とにかく毎日記事をつくる
「とにかく書くこと」は在宅ライターを始めた最初の3ヶ月に行う訓練です。とにかく記事を作ることで、頭の中でイメージした内容を言葉にする力が養われます。初心者ライターによくあるのは「頭では分かっているのに言葉にすると途端に陳腐な内容になってしまう」ことなんです。
それは「説明したいコト」と「文章にしたときの表現や言い回し」のズレによって起こる現象です。こういった頭の中と言葉にしたときの差異を少なくして、イメージ通りの文章を作るために、ひたすら記事を作成して、それを自分で見直す作業が必要です。
【訓練その2】他人に記事を読んでもらって感想を聞く
ライターを続けていると誰でも経験することなのですが、書き上がった直後は自分の記事がとても良い出来に見えるんですね。でも、少し時間が経ったあとに見返してみると、ひとりよがりの内容だったり、表面的でつまらない記事になっていることがあるんです。そのため、仕上がった記事は時間をおいた後に自分で読み直してみることがおすすめです。私は1日前に仕上げた記事を読み返して、手直ししてからクライアントに納品するようにしています。
さらに効果的なのは他人に読んでもらって、そのとき感じた疑問や感想を教えてもらうことです。そうすることで以下の点に気がつくことが出来ます。
- 自分では気づかなかった新しい視点や別の角度からの切り口
- 補足情報が必要だったこと
- 順序立てて体系的に説明出来ていなかったこと
私は記事作りのお仕事をもらっていたクライアントに無理を言って感想をもらっていましたが、家族や近くにいる親しい友人にお願いしても良いでしょう。
【訓練その3】記事の執筆スピードを上げるための工夫も必要
webライター(在宅ライター)だけの収入で生活していくには、より多くの記事を作成する能力が必要です。初心者の頃であればノルマとなる記事数も少ないため、「1記事完成させた後に次の1記事…」と順番に記事を作成していけば良いでしょう。しかし、それでは1記事を完成させるのに何時間もかかってしまい、1日に作れるのはせいぜい2~3記事が限度です。
しかし、プロライターなら1日に5本程度の記事を作成することが求められます。そうなってくると、1記事ずつ順次仕上げていくのでは時間が足りません。その問題を解決するためには「流れ作業的」に複数記事を同時に作成する必要があるんです。
具体的には下記のような手順で複数記事の作成を同時進行していきます。
- まず各記事のタイトルを決定する
- 全ての記事の記事構成と見出しを決定する
- 作成済みの各見出しに沿った記事にするためにネットで執筆内容のネタを事前調査する
- 最後に調査資料を元に文章を肉付けしていく
つまり、記事作りに必要な1~4の各工程を複数記事分まとめて行ってしまうことで時間の短縮を行うんです。脳科学的にも各工程の作業を行うために利用する脳の活動領域が違うため、同じ工程はまとめて行ったほうが脳の活動部位を切り替える回数が少なくなるので効率がいいんです。
プロのwebライターの収入は?

プロのライターであれば1日にどのくらい稼げるのかについて気になっている方も多いと思いますので、私の話で恐縮ですが活動内容と平均収入をご紹介したいと思います。
- 平日に5記事ずつ作成
- 1記事あたりの作成時間は1時間
- 記事は2,000文字以上で1記事2,000円~3,000円の報酬
- 文字単価は1円~1.5円
- 1ヶ月に16日程度執筆活動(週4)を行う
- 1ヶ月で平均20万円の収入
プロライターとしては私よりももっと稼いでいる方も多くて、私が知っているスーパーライターさんは1日10本の記事を作成して、月60万円以上稼いでいました。
そんなに多数の記事を必要としている仕事がどこにあるの?
メディア名は具体的には申し上げられませんが、1ヶ月で100万人以上が訪問するwebサイトは日本中には意外と多いんです。私が知っているだけで30サイト以上あるので、日本だけでも100サイト以上あるのではないでしょうか。そんな有名サイトでは、読者を飽きさせないために月間1,000記事以上が投稿されるんですね。つまり、1サイトで1ヶ月に最低1,000記事が必要なわけです。
では、サイト運営者はそんなにたくさんの記事をどのようにして得ているのでしょうか?それは記事作成代行会社に記事作成を依頼して、所属している専属ライターに記事を作成してもらっているのです。つまり、「サイト運営者」-「記事作成代行会社」-「所属ライター」が一丸となってサイトコンテンツ(記事)を作成しているんですね。
記事作成代行会社はどこでライターを募集しているの?
記事作成代行会社は、大量の記事を必要としている「サイト運営者」と記事を作成する「ライター」を結びつける役割を担います。ではそんな記事作成代行会社は、どこでライターを募集しているのでしょうか?それは在宅ワークの求人サイトです。
ここでは記事作成代行会社が行っている在宅ワークの求人サイト上の勧誘方法を2パターンご紹介します。
求人サイト上で記事作成の仕事を募集

在宅ワークの求人サイトで他ジャンルと同様に、記事作成(ライティングジャンル)の仕事が募集されているパターンです。
記事作成代行会社が募集している仕事かどうかは案外見分けやすくて、ライターを専属として長期で繋ぎ止めておきたいために募集タイトルに「長期」や「継続あり」の文言を付けることが多いようです。
求人サイト利用者に直接依頼
在宅ワークの求人サイトではサイト利用者のプロフィールや、今まで行ってきた仕事の実績を簡単に確認できるようになっています。そのため、プロフィールや実績からライターと分かる利用者を探し出して、直接記事作成の依頼を行います。直接依頼される場合は先述の「サイト上で記事作成の仕事を募集」よりも、高単価の条件を提示されることが多いのが特徴です。
いずれにしてもライターとしての経験を積む必要がある
プロライターを目指すなら、いずれは記事作成代行会社に所属したほうが良いでしょうが、ライターとしての経験やスキルを積むのが先決です。そのためには、まずは記事作成の仕事が多く募集されている在宅ワークの求人サイトに登録しましょう。
私もライターとして実際に利用した中で、特にオススメの2サイトをご紹介します。どちらの求人サイトも記事作成(ライティング)の仕事が多いので、まずはそれぞれのサイトに会員登録して募集されている仕事を見比べてください。登録料も無料なので安心してくださいね!
Webライターで活躍するならおすすめの在宅ワーク求人サイト
クラウドワークス
圧倒的な仕事の募集数と、使い勝手の良い仕事検索機能が特徴です。在宅ワーカー同士がコミュニケーションを取れる「おしゃべりルーム」が用意されていて、分からないことを相談できる”場”があるのも心強いです。募集数が多いので、探せばいつでもすぐに仕事が見つかるのが魅力!
無料会員登録したメールアドレス宛に、おすすめのお仕事をアナウンスしてくれる機能は時短できて便利です。在宅ワークを始めるなら、必ず押さえておきたいサイト!
公式サイト:日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
ビズシーク(Bizseek)


在宅ワーク初心者に特におすすめなのが「ビズシーク」です。画面が分かりやすくて、仕事を始めるまでの流れが紹介された「ご利用ガイド」がとても親切。「ランサーズ」ほど大きなサイトではありませんが、その分仕事の募集者との距離が近いのが特徴です。仕事の募集者に気に入ってもらえると、良い条件で継続して仕事が得られやすいメリットもあります。
ちなみに私が始めて在宅ワークを行なったのも「ビズシーク」でした!
公式サイト:信頼できるクラウドソーシングサイト【Bizseek】
おわりに
今回は私がライターとして活動する前に知っていたら「もっと早くプロライターになれただろうな」と思う内容をご紹介しました。
webライター・在宅ライターと呼ばれる職業は、「自宅で自分のペースで仕事ができる」ことや「会社への通勤が不要」なことが最大のメリットです。さらに、自分が書いた文章が世界中の”誰か”を楽しませてるなんて、ちょっとカッコいいですよね!ライターはクリエイティブな職業のために苦労することも多いですが、その分やりがいも多く感じられる仕事です。
皆さんもまずは初心者ライターからスタートしてみませんか?不安に感じている点や分からないことがあれば、ページ下部のコメント欄で気軽に質問してくださいね。
本ページが皆さんのライター活動の第一歩になれば幸いです。