在宅ワーク歴数年(2015年4月~現在)の私が、現在の主収入としているジャンルは在宅のwebライターです。
そこで2回に分けて、私が在宅ライターとして稼げるようになるまでの軌跡や、ライターとして一人前になるまでに感じた不安や課題について紹介します。
webライターってどんな仕事?

webライターとはインターネット上のサイトの文章を作る仕事です。在宅ワークの求人サイトでもライティング(ライター)系の仕事が一番募集の多いジャンルで、サイト内ではいつも色々なライティングの仕事が募集されています。
具体的にイメージできない方もいるでしょうから、ここからは具体例を挙げてwebライターの仕事内容をご紹介しますね。
一番多いのが広告収入を得ているサイトのために記事を作成すること
在宅ワークのライティングの仕事の8割以上は、何かしらの広告収入を得ているサイトのコンテンツ(文章)を作成する仕事です。初心者歓迎で募集している依頼者さんも多くて、誰でも気軽に応募できます。
具体例として、化粧品の広告サイト(レビューサイトや口コミサイト)のライティングの仕事について説明します。
広告サイトのライターの仕事って?
ある化粧品が新発売されたとします。化粧品会社は販売促進のためにテレビCMや雑誌でこの商品を宣伝します。そうすると、新商品は一般の人の目に触れるわけです。そこで、この化粧品に興味を持った方は、商品の購入前に化粧品会社の公式サイトで効能や効果を確認したり、「レビューや口コミが掲載されたサイト」で使い心地をチェックしますよね。
この「レビューサイト」や「口コミサイト」には化粧品の広告が貼られていて、広告をクリックすると販売促進に一役買ったとみなされて、化粧品会社からサイト運営者に一定のお金が支払われます。これがサイトの広告収入の簡単な仕組みです。
サイトの運営者はより多くの広告収入を得るために、商品の情報や魅力を紹介するサイトコンテンツ(文章)が必要になります。そのため、在宅ワークの求人サイトでライターを募集するんですね。
しかし、よく考えてみると雑誌もメインの収入は広告収入なので、レベルは違ってもやっていることは雑誌のライターとほとんど同じですね。
求人サイトではライター以外にも多くの仕事がある
在宅ワークの求人サイトでは、ライターの他にも多くのジャンルの募集があります。一度ご自身の目で確認してみてくださいね。
私が自宅でライターになろうと思った理由

私が一番最初に在宅ワークを始めたときは、Amazonと海外サイトで価格差の違う商品を見つけ出して、その商品の一覧を作る仕事をしていました。在宅ワークではリサーチ系の仕事に属します。クライアント(仕事の依頼者)はきっとその一覧の情報を元にして、海外サイトから輸入した商品をAmazonで転売して差額分の利益を得ていたのでしょう。
そのリサーチの仕事は慣れると自給600円程度の稼ぎにはなったのですが、単純作業であまり楽しいとは言えませんでした。その上、Amazonの商品数にも限りがあって、半年を過ぎた頃から条件にあう商品が見つかりにくくなりました。そのため、8ヶ月でリサーチの仕事は辞めることにしたのです。
そして、次の仕事を探しながら気づいたことは「8ヶ月も働いていたけど、リサーチの経験は他の仕事には活かせない」でした。それはそうですよね。他にもリサーチ系の仕事は募集されていますが、それぞれ独自の調査方法とルールがあるため、調べる対象が違えば一から仕事を覚えなくてはいけません。
そこで私は次に応募する仕事は「応用が利く」「継続的にスキルアップできる」仕事を選ぶことにしたのでした。
それがライティング(ライター)の仕事です。
私は日本人なので日本語が話せて書けますし、求人サイト上で募集されている数も他ジャンルに比べるとかなり多かったのもライティングの仕事を選んだ理由のひとつです。
初めてのライターの仕事
初めてのライティングに選んだ仕事は、動画配信サービス『Hulu(フールー)』で配信中の名作映画の魅力を紹介する記事作りでした。作った記事を納品した後には、手直しが行なわれた文章とそれにマッチする画像が追加されて、とてもカッコいいサイトページに仕上がっていました。当時は自分の書いたものが形となって誰かに読まれるとはイメージしていなかったため、完成ページを見てすごく感動したことを覚えています。
さらには、記事作りのために好きだった名作映画を見直したり、出演者や作品のあらすじや見どころを自分なりの言葉で紹介したりと、とても楽しく仕事ができました。初めてライターとして記事を書いて、それをクライアントに納品した後に感じたのは「趣味を楽しみながらお金がもらえるなんて、こんないい仕事は他にはないな!」でした。
webライター初仕事で衝撃を受ける

映画の紹介記事作成の仕事でライティングの楽しさに気がついた私ですが、それと同時にひどく落胆したことを覚えています。
私は初めてのライティングの仕事ということもあり、かなり気合を入れて映画の魅力が溢れた100点満点の文章を書いたつもりでクライアント(仕事の依頼者)に記事を納品しました。
しかし、サイトに掲載されたページには私の書いた文章の見る影はなく、ほとんど全ての表現や言い回し、段落構成までもが手直しされていました。私が伝えたかった映画の魅力はそのままでも、より洗練された表現で、映画を未視聴の読者にもイメージしやすい文章に生まれ変わっていたのです。
クライアントになぐさめられる
私が納品した記事とサイトを飾っている洗練された文章ではレベルの差は歴然。「私って文章の才能がないのかな?」という思いと共に「時間をかけて記事を直してもらったんだろうな」と、なんだか申し訳なくなってクライアントに謝罪のメッセージを送りました。
そうすると以下のようなメッセージが返って来ました。
初心者ライターさんが書いた文章は基本的に全文直されます。ですので、文章のほとんどが修正されていてもショックを受けないでくださいね。
以前はライターだった私も最初の仕事で”原型をとどめない”ぐらい修正されて、椅子からずり落ちた経験があります。
「指摘」は全て自分が成長できる糧になると気軽&ポジティブに受け止めていただければ幸いです。
今考えると、この励ましの言葉がなかったら私はwebライターを続けていなかったでしょう。
おわりに
在宅でwebライターを目指される方は、ショックを受けないためにも初めての仕事で書いた記事は「大部分は直される」ことは知っておきましょう。
次回は「在宅webライターとして成長するために知識や訓練」についてご紹介します。