初めまして。引きこもりWebライター歴2年のフレーゲル(仮名)です。既婚で2人の子持ちです。私がWebライターとして自宅で仕事をするようになったきっかけや、仕事を得られるようになるまでの体験談をご紹介しますね。よろしければご一読ください。
- 在宅ワークでライターとして月収20万円を達成
- 簡単な仕事から実績を積んで高単価な仕事に挑戦
- 在宅ワークはクラウドワークスとランサーズを利用
- しっかり仕事をすればクライアント(仕事募集主)や仕事仲間から評価される
目次
クラウドソーシング(在宅ワーク)に出会うまで
クラウドソーシングに出会うまでには、会社を辞めて派遣社員になり、という流れがあったのでそのあたりも簡単に説明しておきますね。
会社員時代
21年間ほど会社員として働いていました。その間に乳がんやうつ病などを発症。何度か休職した後、早期退職制度を使って退職することにしました。その後、派遣で仕事もしましたが「もう働きに出るよりも家で働きたい」。そう考えるようになりました。
自宅でできる仕事を探す
派遣の仕事を続けながらインターネットで、自宅でできる仕事を模索する時間が増えていました。その結果、たどり着いたのが占いサイトの鑑定文の仕事です。
もともと西洋占星術の講座に通い、オンラインチャットで人を鑑定することもあったため、鑑定文の作成は比較的スムーズに行える仕事でした。ライティングは全く素人の私でしたが、これが在宅ライターの仕事を始める足掛かりとなりました。
初めてのライターの仕事は1文字0.5円
最初にライターの仕事がもらえた会社は文字単価0.5円、次の会社では文字単価0.9円の仕事を見つけて、しばらくはライター業を続けました。文字単価0.5円の会社では、提出した原稿に対して赤字が入り、赤字の分は文字数から引かれるような料金体系でした。ここで自動で誤字などをチェックしてくれる校正ツールを使用して、省エネで効率的なライティング技術を学びました。
文字単価0.9円の仕事はライティング技術が上がっていたためか、書いた文章がまずくて指摘されることはほとんどありませんでした。「1記事330文字で300円」や「1記事550文字で500円」とはっきりと報酬額が決まっていたため、収入の計算がしやすかったですね。集中して頑張れば1時間当たり3,000文字程度書けたため時間単価も良く、一時期はこの仕事だけで15万円程度稼いでいた時期もありました。
クラウドソーシング(在宅ワーク)を知ったことで大きく動き出す

クラウドソーシングを知ったきっかけは、Webでのライティングの仕事を探していた時です。ネット検索でたまたまクラウドソーシングサービス大手の「クラウドワークス」と「ランサーズ」の2サイトを見かけて、両サービスに申し込んだことを記憶しています。私の「外に働きに出るのではなく、自宅で仕事がしたい」願望とも合致していたので、少しずつクラウドソーシングでライティングの仕事を得るようにシフトさせていきました。
この辺りで私は派遣の仕事を辞め、いよいよWebライティングだけを収入源として生活するように舵を切っていきます。引きこもりライターの誕生ですね。
クラウドソーシングに本格的に挑戦!
クラウドソーシングに登録した直後は、応募してもなかなか仕事が取れずに苦労しました。まずは報酬は少額でも誰でも採用されるタスク形式の仕事で実績を積んでから、応募者の中から採用されるプロジェクト形式の仕事への応募に切り替えたときのお話をしますね。
まずはタスク形式の仕事
クラウドソーシングサイト(在宅ワーク求人サイト)で最初に行った仕事はタスクと呼ばれる単発の仕事でした。1件500円から1,000円ぐらいの仕事を探してこなすのですが、私は要領よく仕事を探すことができず、あまり稼ぎにはなりませんでした。
逆にタスク形式の仕事を上手に探せる人は、それだけでけっこう稼いでいました。細切れの時間で集中して仕事をしたい方が手始めに挑戦する仕事としてはおすすめですね。
粘り強く応募し続けてプロジェクト形式の仕事も受注
その後、私は何度かプロジェクト形式の仕事に提案するようになりました。しかし、在宅ワーカーとしては新人に近い私はほとんど採用されることもなく撃沈…。だんだん提案するのも嫌になっていきました。
既に文字単価0.9円の仕事はしていたために文字単価をそれ以下に落とすことができなかったことで、ライバルとなる応募者との実績比較で採用されない日々が続きました。そのため、まずは実績を作らなければどうしようもないと考え、文字単価0.5円~の仕事に応募する方針に切り替えました。
提案する案件の文字単価を少し下げたことで、ようやくクラウドワークスで1件、2件と仕事を受注できるように。たまたまかもしれませんが、初心者の私にはランサーズよりもクラウドワークスの方が仕事を得やすかったように感じます。
収入をアップさせるために高単価の案件に挑戦したい気持ち
クラウドワークスで仕事が得られ始めた時期までは、文字単価0.9円の占い鑑定文作成のお仕事が一番の稼ぎ頭でした。しかし、もっと多くの収入を目指したいと考えた時、文字単価が上がらない鑑定文作成の仕事に依存していると、高単価の仕事には欠かせない「専門性の高い知識」が身に付かないとだんだん焦るようになります。
たとえば、案件として高い報酬が得られるのは美容やクレジットカードなどの金融系の記事が多いのですが、経験を積まないとなかなか専門的な情報の調査方法が身に付きません。クラウドソーシングで仕事を得るようになると、自然と自分に必要なスキルや知識が理解できるようになったのです。
一方の継続して行っている占い鑑定文の作成のお仕事は、占いについての知識は既に持っているために事前調査は不要です。そのため、ある意味とても楽なんです。でも、正直なところ飽きちゃうんですよね。個人に対して直接やり取りして言葉を紡ぐ類の仕事ではないですし、毎回同じような内容の文章を作るだけです。
人との出会いがステップアップにつながった
飽きを感じている状態でライティングを行うともうだめで、鑑定文がどんどん書きづらくなり、執筆スピードも落ちてくるという苦しい状態に陥りました。鑑定文作成の収入と、その他のライティング案件の収入が逆転してきたのもこの時期です。
そんな時期に、コツコツと続けてきたクラウドワークスの仕事で、私が稼げるようになるきっかけを与えてくれた人との出会いがありました。
Webライターとして稼げるようになるまで

私の場合、Webライターとして稼げるようになったのは、人脈を得られたことと校正の仕事をしたことがターニングポイントだったと感じています。
粘り強く提案し続けてプロジェクト形式の仕事も受注
私に転機を与えてくれた方はWebディレクター・プロデューサーとしていろいろな案件を担当していた人です。私はその方の仕事のいくつかに参加しました。
その中で「こうした方が良いのではないか?」という気づきなどを積極的に発言していたためか、その人の目に留まったのでしょう。私は評価され、校正の仕事をしないか、と誘ってもらえるまでになりました。
校正の仕事を通して仕事の流れや記事作成の勘所を知る
先述のWebディレクターの方から「校正の仕事は執筆マニュアルをよりしっかりと読み込み、ライターさんたちが書いた記事を客観的にチェックすることで、記事を書いているだけでは気づけなかったポイントを知る機会になる」と言われた私は、校正の仕事にも挑戦することに。
校正は常に人手が足りないことが多いので自然と携わる案件も多くなり、仕事の流れと記事に求められる品質やディレクターとのやり取りのコツなどが覚えられました。校正の仕事によって、私は一段階成長できたと今でも感謝しています。
校正は実績や人脈作りに効果的!
その後、ランサーズでも仕事が次第に受注できるようになりました。校正の仕事はいつも人出不足で、ときどきプロジェクトの募集がかかります。提案するとある程度仕事をもらえますのでおすすめ。特にランサーズの公式アカウントが出している案件は、執筆マニュアルが整備されていて、初心者から仕事を始められるようになっています。
校正者としての実績が積み上がり、その実績をプロフィールに書き込むことで、仕事を発注してくれるクライアントも増えました。校正を行う中で案件を管理するディレクターの方々との間に人脈もできて、今では直接ライター&校正者の仕事をいただく機会も増えてきました。校正はライティングの実績があまりない私にとって、報酬以上の利益を与えたくれた仕事です。
仕事を選べるようになった今はライティングに集中
ただ、私にとっては校正とライティングの仕事は、時間効率の面から並行して行うことが出来ませんでした。そのため、安定してライティングの仕事を得られるようになった今はライティング一筋でやっていきたいという思いが強まります。校正ばかりに時間が取られてライティングが出来なかったんですね。
校正を続けていると「ライターさんとのやり取り」や「校正者間でのコミュニケーション」、「ディレクターへの連絡や相談」などの仕事に誘われることも。そのため、時間に拘束されることが多くてストレスをためやすく、他の作業ができなくなる自分の性格を考えて「校正の仕事」を辞めました。
この辺りも考え方は人それぞれで、ディレクター・ライター・校正をマルチでやっている人も見かけます。小さいお子さんをお持ちの主婦でバリバリディレクターをやっている方もいますので、もし誘われたら受けてみるのもアリだと思います。
これまでの軌跡を振り返る!そしてさらなる高みを目指す!

いろいろな分野のライティングの経験を積み「ようやく仕事が軌道に乗ったかな?」と感じるようになったのはここ最近(2017年以降)の話です。クラウトソーシング(在宅ワーク)での収入だけで、20万円に届くようになってきました。その他の収入と併せてだいたい月30万円が当初の目標でしたが、それを達成できるようになりました。
今では、だいたい文字単価2~5円の仕事をもらえるようになってきています。現在ではランサーズを利用した仕事がメインになってきて、2017年には獲得報酬でTOP100位内にランクインすることができました。仕事が全然得られなかった時期のことを思うと「ようやく第一段階突破!」という思いが強いですね。
収入を軌道に乗せるコツ
これまでの体験を通じて、初心者ライターさんがクラウドソーシングサイト(在宅ワーク求人サイト)でライターの仕事を得るコツについて感じたことをご紹介しましょう。
- 最初は実績を積むことが最優先!経験重視の仕事ではクラウドソーシングを始めたばかりの方は採用されづらい
- 1文字あたり0.5~1円の簡単な仕事をいくつかこなして記事作成の流れを勉強
- 納期を守って執筆を続けることで信頼を積み重ねていく
- 校正に誘われたら勉強と人脈作りのために引き受ける
この体験談によって、皆さんがクラウトソーシングを利用して得られる仕事に興味を持ってくださればうれしいです。