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かけ出し自宅&在宅ライターのよくある悩み!どんな仕事に応募すべき?

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クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシング(在宅ワーク)の求人サイトには、常に数多くの仕事が募集されています。そのため、募集されている仕事が多すぎて「どの案件に応募すべきなのか?」が分からずに途方にくれる人は多いのではないでしょうか。私もそうでした!

今回は以前に他サイトの記事作成のお仕事を発注した新米ライターさんから「どんな仕事に応募すべきか教えてほしい」とお便りをいただいたのでご紹介します。ライターを「今から始める or 始めたばかり」の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ランサーズの私のアカウント宛に届いた質問

その前に…質問メッセージで登場する「アム」が筆者(私)のこと。メッセージをくれたのは、ライター歴1ヶ月の駆け出しライターの「Aさん」としています。

最初にAさんからのお便りを全文掲載して、その後に質問や相談に対する私の回答をそれぞれ掲載する形にしますね。

Aさんからの質問

アムさん

お久しぶりです。Aです。

相談に乗っていただきたいことがあって連絡させていただきました。

今ランサーズで募集されている仕事を色々見ているのですが、結局なにを基準にして仕事を選べばいいのかわからず迷っていまして…。

ネットで調べると、「とにかくなんでも応募したほうがいい」と言う人もいれば、「単価を考えて」と言う人もいます。

一応この先、月に10万ぐらい稼げるようになりたいと思ってるんです。そうなると1本の案件(仕事)に絞って、月何本などのノルマ付きで書きまくるほうがいいのか、掛け持ちのような形でやっていくのがいいのかが分からないんです。

つまり、長期の仕事に応募して、例えば「健康食品」などの1つのテーマで大量の記事を書きまくるほうがいいのか、掛け持ちのような形で複数のテーマの記事を作るほうがいいのかが分からないんです。

そして、報酬金額も様々すぎて…。こういった場合、1文字いくらの文字単価で考えたほうがいいんですかね?

今応募している案件がテーマが難しく書けなかったので、クライアントから「今後は1,500文字から1,000文字に減らしてテーマを簡単なものにします」と言われたんですが、単価は下がっちゃったもんで…(笑

自分としては文字数は多くても、テーマが簡単であれば別に問題なかったんで心の中では「あらら…」ってなってしまって(汗

全くもって知識のない分野のため、調べるのも倍の時間がかかる場合もあったり…。
でもクライアントの方へ質問はしやすいですし、納期も相談出来るのでそこは助かってるんです。

アムさんは最初はどういう基準でお仕事選ばれてましたか?
よければ教えてください。

ランサーズやクラウドワークスは日本最大級の求人サイトのため、募集数が多すぎてかえってどれにするのか迷ってしまうんですよね。

さらに、Aさんは「月10万円稼ぐ」具体的な目標を持っていて、その目標達成のためにどんなライティング案件(仕事)に応募すべきが迷っています。

それでは、質問に対して私が返信した内容について順番にご紹介します。

質問に対して私が返信した言葉

結局どういった案件を優先して選べばいいの?

回答

Aさんはまだ駆け出しライターなので、まずは自分の「スキルアップに役立ちそう&できそうな案件」を選ぶのが良いと思います。というのも、Aさんに今必要なのは、文章をとにかく書く機会です。

これ、すごく大切なことです。

ですから、まずは自分が「書けそう!」「ちょっとだけ難しいけどやってみたい!」と素直に思える案件に、文字単価を気にせず応募したほうが良いでしょう。

最初の数ヶ月はとにかく書きまくることで、一気にライターの実力がUPする時期です。書くことでスキルアップして、スキルアップすることで文章の生産力が上がり、多くの文章を書けるようになることで稼げるお金が増える。

そんな好循環が「とにかく多くの文章・記事を書くこと」で生まれます。

口コミサイトなどでは「在宅ライターは稼げなくてやめた」という書き込みをよく見かけます。それは、上記のような好循環が生まれる前に書くことを諦めてしまった方です。

月に10万以上稼いでいるライターさんと直接お話したり、インタビュー記事を読んでも、ほとんどの方は「最初の頃はとにかく書きまくっていた」とおっしゃっています。

記事のテーマは1つに絞ったほうがいいの?

回答

いろいろなテーマ(健康食品や映画&ドラマ、化粧品など)で文章を悩みながら書くことで、自分の得意な文章のパターンや切り口が生まれます。そして、自然と短時間で多くの記事が執筆できるようになるはずです。

ですから、執筆する記事のテーマを1つにしないほうが、ライティングの上達には役立ちます。

ただし、初期の頃からある程度の金額を稼ぎたいと考えているなら、執筆する記事ジャンルは2、3ジャンルに絞ったほうがいいでしょう。

報酬金額の相場が分からない?

回答

自分が応募する仕事が相場に対してどのくらいに設定されているのかは気になりますよね。記事作成(ライティング案件)の報酬金額で一番多い表記の仕方が「文字単価」です。

私の経験では下記ぐらいの価格が相場なのかなと思います。

  • ライター歴半年なら文字単価0.6円
  • ライター歴1年なら文字単価1円
  • 専門知識(医療や法律など)が必要なライティングなら文字単価2~5円

Aさんの今のレベルであれば、文字単価0.4円ぐらいが適切なのかなと感じました。ライティング案件の相場観は、もう少しライターの経験を積むと自然と身につきます。

テーマが難しく書けなかったので単価は下がった

回答

補足説明すると、これは長期のお仕事の話です。依頼されたテーマ/お題でクライアントの納得する品質の記事を作成できなかったため、簡単なテーマの記事執筆に変更されたようです。

これは単純な実力不足です。私もほとんど知識のないジャンルの記事を作る仕事に挑戦して、同じような経験をしました。前述のように「とにかく書きまくる」と、2ヶ月後にはある程度難しいテーマも書けるようになっているはずなので、安心してください。時間が解決してくれます。

最初はどういう基準で仕事を選べばよい?

回答

自分の好きなテーマ(映画やドラマ)のライティング案件を受注しました。

あるテーマについて記事を作成するときには、事前調査が必要ですよね。例えば映画の記事を作成するのであれば、「主演俳優が監督・プロデュース・脚本もひとりでこなしている」など、関連情報を事前に調べておいて記事に盛り込みますよね。

好きなことだと最初の段階である程度の関連&予備知識があるので、知らないテーマの記事作成に比べて、読者に分かりやすくて詳しい記事をかんたんに執筆できるメリットがあります。

「詳しい記事=オリジナリティのある記事」はクライアントに評価されるポイントなので、「自分の好きなテーマの仕事に応募する」ことはライティングの実力が低くてもある程度質の高い記事を作ることができます。

最後に…クラウドソーシングのライター案件裏事情!

現在、クラウドワークスやランサーズでは優秀なライターの「争奪戦と囲い込み」が起こっています。

具体的には、旅行サイトやライフハック(お得な生活雑貨紹介)などを運営している大手Webメディアが、クラウドワークスやランサーズ上で実績のあるライターに直接案件を依頼&長期契約を行っています。(私にも時々依頼がきます)

こういった大量のライティング案件を抱えているメディアと長期で仕事ができるまでスキルアップすると、実は文字単価1~2円の高単価の仕事がゴロゴロあります。(求人サイト上では一般募集されない仕事です)

ですから、今回のAさんからの質問にも「まずはとにかく書いてスキルアップする」ことが先決だと答えました。


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